EC歴10年以上の私、ダイがモール出店のメリット・デメリットを解説していきます。
このページをご覧頂いているということは、モール出店に興味があることだと思います。
モールに出店することで、どのようなメリットがあるのか、またデメリットがあるのかを、
実際に4つのモールに出店している私が、出店者目線で解説していきます。
そもそも「モール型」とは?
モールとは、楽天市場や、Yahoo!ショッピング、Amazonのように契約者が出店することによって商品を販売する業態を言います。
モール側と出店契約を結び、実際にそこに出店するので、リアルの市場でいうところのイオンモールやアウトレットショップのようなテナント型のようなイメージです。
モールに出店するメリットとは?
モールに出店すると様々なメリットがあります。
主に挙げるとすると下記のような項目だと思います。
☑ モールへの集客
☑ お客様への信用・信頼
☑ セキュリティ面
☑ 商品ページ作成の簡易化
☑ データ分析
☑ EC担当者からのアドバイス
☑ その他
1つずつ簡単に説明していきます。
モールへの集客
モールへの集客はそのモール側で行ってくれます。
※店舗への集客ではなく、あくまでモールへの集客です。
各モールのブランド力に応じて、そのモールへお客様が流入してくるので、
集客面は高いメリットだと思います。
お客様への信用・信頼
楽天やYahoo!ショッピング等のブランドだからこそ、お客様が安心してご購入して頂ける側面も御座います。
自社のサイトでお客様自身の情報を入力してご購入となると、未だに抵抗がある方も多いですし、
実際に詐欺サイトも世の中には存在します。
そういった意味でも、ブランド力に後押しされるお客様の信用・信頼は非常に大きいと思います。
セキュリティ面
自分で1から販売サイトを製作する場合にはもちろん、セキュリティ面にも大いに配慮しなければなりませんが、モールに出店する場合は、モール側が強固なセキュリティ対策をしてくれているので、安心して販売することができます。
商品ページ作成の簡易化
商品ページにはある程度のフォーマットが揃っているので、htmlやcssの知識が乏しい方でも商品ページを製作することが可能です。
データ分析
売り上げ増加を目指す上で必要なことの1つにデータ分析があります。
そのデータ分析に必要な情報を提供してくれているモールもあります。
特に楽天市場は様々な角度からのデータを提供してくれているので、データ分析の幅が広がります。
EC担当者からのアドバイス
楽天やYahoo!ショッピング、au Wowmaなどは各出店者に1名担当者が付きます。
その担当者からインターネット販売におけるアドバイスなども聞けるので、売り上げアップに必要なスキルを学べます。
(※私の感想ですが、これはEC担当者にもよります。)
その他
私が出店していて、モールならではだと思ったことは、他の出展者様との横の繋がりができることかなと思います。
私自身も他の出店者様と交流を持ち情報交換することで、売り上げ増加に繋がってきましたし、意外と自分が商品を販売していくうえで悩んでいることは、他の方も悩んでいるケースも多いです。
どうやって解決したのか等の、リアルな声が聞けるのは、モールに出店していて、交流の機会があったからではないかなと思います。
細かいところでは他にも多くありますが、大きくはこのあたりでしょうか。
続いて、モール出店のデメリットを見ていきましょう。
モールに出店するデメリットとは?
モールに出店することのデメリットは下記のようなことだと思います。
☑ ロイヤリティや出店料等の固定費が掛かる
☑ モール側の規約変更に従わなければならない
☑ 価格競争激化の原因にもなる
☑ 営業の電話が多く掛かってくる
ロイヤリティや出店料等の固定費が掛かる
ロイヤリティとは、売れた商品に掛かる手数料です。
売り上げに対して●%の手数料をモール側に支払う仕組みです。
出店料とは、月額●万円という形で必ず発生する固定費用です。
楽天市場の場合は、プランによって月額出店料が変わります。
その他にもそのモールにシステムを使用する際に強制的に加入しなければいけないシステムがあったり、
または、オプションとして月額費用を払うことで使えるシステムも御座います。
仮に月の売り上げが少なくても固定費として支払う金額があり、
また、売り上げに対してもロイヤリティーという形で手数料を支払わなければなりません。
これは独自の自社サイトで販売すると発生しないものが多いので、
この費用に関しては、しっかりと把握しておく必要があります。
モール側の規約変更に従わなければならない
時として、モール側の規約変更等がある場合があります。
配送情報の変更であったり、画像の変更であったりと内容は様々ですが、
モールに出店している以上、こういった規約変更等はしっかりと対応していかなければなりません。
価格競争激化の原因にもなる
自社オリジナルの商品の場合は、それほど関係のない話になりますが、
型番商品や、他の業者も同じ商品を販売している場合は、価格競争の激化を起こすことも多々あります。
モール内検索エンジンで商品名を調べると、様々な店舗の同じ商品が出てくる場合に、
価格というのはお客様にとって大きなメリットの1つとなります。
少しでも他店より安くすることで、利益圧縮を招く可能性も御座います。
営業の電話が多く掛かってくる
これはモール出店の宿命だと思っています(笑)
EC担当者からだけではなく、モール販売をしている出店者に対して、
システムを導入の営業電話が色々な企業から掛かってくることもあります。
まとめ
如何でしょうか。
やはりロイヤリティ等の金銭的デメリットが一番大きいのではないでしょうか。
ただ、集客という面ではやはり大きなメリットがありますし、そこはメリット・デメリットを天秤にかけて、出店の検討をされては如何でしょうか。
最後まで読んでいただきまして、有難う御座いました。